冷蔵輸入のこだわり

 ドイツの醸造所からビールが出荷されてから通関を経てハンブルク港の出港まで約1週間。ハンブルク港から東京港までの航路が約40日。東京港到着から通関を経て都内の冷蔵倉庫に入庫されるまでが5日〜1週間。トータルすると約1ヶ月半の長旅を経て弊社が契約している倉庫に届くことになります。海上航路の約40日のうち約半分は「熱帯」と呼ばれる地域を航海し、赤道直下であるシンガポールにも寄港します。ビールは熱に弱いお酒です。もし温度管理がされていない「ドライコンテナ」で運ばれたら、、、、醸造所で飲むビールと、みなさんが日本で飲むビールは全く別の味のお酒と言っても過言ではないでしょう。。。。

 KOBATSUトレーディングは醸造所から都内の倉庫までは一貫して摂氏6度に設定された「リーファーコンテナ」と呼ばれるコンテナで冷蔵輸入しています。温度管理がされていない「ドライコンテナ」と比べると、輸送費用は2〜3倍高いと言われています。しかし、それだけのコストをかければ現地の味わいのまま日本にビールを輸入することが可能なのです。東京港から都内の冷蔵倉庫までのたかだか2時間の陸路輸送でさえ、弊社は電源付きのトレーラー(MGシャーシといいます)で運び、摂氏6度をキープしています。電源なしのトレーラーと比べると費用は約1.5倍です。しかし、KOBATSUトレーディングは品質と味わいのために一切妥協致しません。

 全国のお取引飲食店様、酒販店様、そしてECサイト等でお買い求めの個人様宛の配送も1年を通じて「チルド便」で配送しています。

 以前プランク醸造所の16代目オーナー醸造長であるミヒャエル・プランク16世が来日し、日本の飲食店で自分のビールを飲み「醸造所で飲む自分のビールと全く同じ味だ」と涙を流して感激したことがあります。温度管理と品質には妥協なき自信があります。このポリシーは例えどんなに為替が変動しようとも変わることはございません。目を閉じて飲めばドイツの景色が見えてきそうなビールです。